CHANG, Yu-Chiehのブログ

台湾出身、「石川カオリ」というペンネームを使って日本語で世界のことを伝いたい。

<真ん中の子どもたち>

きょう、<真ん中の子どもたち>拝読しました。さすが温さんが書いた小説だ。

国境やことば
あなたは「ナニジン」、そして自分は「ナニジン」......
色んな壁を挟んでいる子どもたち

「父語」を読んだ瞬間に、ほんま温さんっぽいのことばと思った一方、
厳しい「伝統的な中華文化を受け取った」先生にこう言うのはマジでやばい、怒られるかも

果真如此(当たり)

少しずつ、温さんがなぜこの前上海で語学留学する際にうまくいかなかった経験はなんとなく身をもってみたいような気がした。

[追記]気になった発見!!

「ぞうさん(大象) ぞうさん(大象)
 誰が好きなの(你喜歡誰呢) あのね(發語詞)
 かあさんがすきなのよ(我喜歡媽媽喔)」という童謡

私が覚える台湾バージョンの歌詞は

「大象(ぞうさん) 大象(ぞうさん)
 你的鼻子怎麼那麼長?(なぜがあなたの鼻はこんなに長いの)
 媽媽說鼻子長才是漂亮(かあさんは長い鼻が綺麗だよと言った)」

台湾バージョンの歌詞はええやんw
誰が好きより、なぜあなたの鼻は長いの理由はええやん。
しかもかかの返事もすごくいい。「綺麗だから」

そして、なぜがうちのおばあちゃんはいつも

「ぞうさん ぞうさん......」ここまで同じ歌詞を反復された理由が気づいた

台湾バージョンの歌詞を入れ替えたから。

 

 

2018ウチナーンュ子弟等留学生募集=留学志望動機等に対する作文

 私、張郁婕は、台湾に生まれ、台湾で育った台湾人です。しかし、二十歳までずっと祖母と暮らしていた私にとって、自分自身のアイデンティティは、「日本的な教育受け、日本人のように育った台湾人」だと思っています。なぜなら、私が生まれ育った町や家族には、日本との深い絆があるからです。

 日本統治時代、日本人はほとんど台北城内に住んでおり、私が生まれ育った西門町は、その台北城の西門から発展していったという歴史を持っています。台北城内に官庁があったため、西門町には繁華街があり、西洋式の建築物や日本らしい神社や寺院なども西門町に多く形成されていきました。そのため、西門町は、日本統治時代に城内に住んでいた「都市人」、つまりその日本人や、日本語を話すことができた経済力のある台湾人などによって支えられ発展した町です。戦後は、庶民たちにも人気な、エンターテイメント溢れる街となりました。日本統治時代、私の祖父と彼の従兄弟たちは、日本人が経営する日本食の食堂で働いていました。戦後、その日本人経営者は「帰国」しましたが、私の家族は現在まで、西門町で「美観園」という日本料理屋を続けています。台北人に聞けばほとんど誰もが知っている、有名な昭和風食堂です。

 こんな町と家族に囲まれて育った私は、日本統治時代に育った台湾人と自分自身はほとんど同じだと心から感じていました。そのため、日本への関心は強く、「メインランド日本」へは旅行するだけでなく、一度そこで生活してみたいと思うようになり、それを原動力として、2015年秋から大阪での一年間の交換留学を始めました。その留学生活の中で、私と沖縄との運命の歯車は動き始めたように思います。

 2016年の春、一般の観覧客として「関西クィア映画祭」に参加した私は、一連の上映会や交流会に参加し、運営委員の方々と仲良くなりました。「クィア」とは、元々セクシャル・マイノリティの別称ですが、その中では従軍慰安婦に関する映画も取り扱われていました。「クィア」とは直接関係はありませんが、運営委員の方々も関心があったようで、映画祭の後の交流会では、しばしば慰安婦問題や沖縄戦についての話題が上がりました。

 ここで少しだけ慰安婦問題について触れたいと思います。台湾の中学・高校の歴史教科書には、台湾の日本統治時代、もともと歓楽街で働いていた女性や、その他貧しい暮らしをしていた女性たちがブローカーに騙され、台湾籍慰安婦になったという記述があります。留学する前から慰安婦問題の背景を多少知っていた私は、2015年末の日韓合意について新聞で読んだ際、なぜ日韓の政府だけが慰安婦合意を成立させることができるのかという疑問を持ちました。しかし、周りの日本人の知り合いのほとんどは、台湾にも日本軍慰安婦が存在したことを知らず、私は大変ショックを受けました。そのような経験をした一方、「関西クィア映画祭」では慰安婦運動のドキュメンタリーを観ることができ、その交流会では、沖縄戦においても慰安所が設置され多くの女性たちが強姦されたこと、また、戦後米軍基地が作られた沖縄諸島に対する「メインランド日本」からの差別意識について、初めて知ることができました。自分には知らないことがたくさんあったと痛感し、より多くの人たちにこの重要な事実について伝えたいと思った私は、台湾に戻った後、台湾の慰安婦博物館「アマの家――平和と女性人権館」でボランティア活動を始めました。

 最近、台湾では日本統治時代に関する映画が人気です。『KANO 1931海の向こうの甲子園』や『セデック・バレ』、『台湾からの引き揚げ』など、日本統治時代に台湾に住んでいた人々のアイデンティティ認識に関する映画が制作され、アイデンティティの多様性への関心が高まっています。その中で私が映画の始めから最後まで感動して泣いてしまったのは、『海の彼方』です。『海の彼方』は、『八重山の台湾人』という本の続編で、石垣島出身の台湾系移民三世の玉木慎吾さんと、台湾出身のおばあさんが台湾へ旅をするというドキュメンタリーです。慎吾さんは日本語しか話せず、慎吾さんのおばあさんは日本語と台湾の言葉しか理解できないため、台湾へ渡っても二人とも現在の国語である北京語は理解することができない、という微妙な状況が描写されていました。私が観たのは台湾版(繁体字中国語字幕版)で、台湾へ言語について知っているからこそそうした微妙な状況についても理解することができますが、日本語しか分からない人たちにとってはそうした違いは知り得ないかもしれません。私は、この映画を見た日本人にもより深く理解してほしいと思い、この映画の内容をテーマに初めて日本語でブログを書きました。

 その後、台湾が大日本帝国の植民地であったという記憶を持たない日本人に台湾の歴史を伝えていきたいと思うようになり、日本語でのブログを続けていきました。台湾の歴史を復習し直す中で、それまで気づかなかった点をたくさん発見しました。たとえば、中国清朝が積極的に台湾を管理するようになったきっかけである日本軍の「台湾出兵」と、沖縄との関係です。台湾出兵は、1871年、当時琉球王国の一部であった宮古島の人々が首里で年貢を納めた後暴風により遭難し、漂着した台湾において、現地人とのコミュニケーションが図れなかったために、54名の遭難者全員が斬首されたという「宮古島島民遭難事件」をきっかけとしています。この事件の後、台湾には一歩ずつ「大日本帝国」の支配が及んでいきましたが、同時に、琉球王国も、ますます日本による支配を受けるようになりました。私は、歴史を学び直す中で、この島が沖縄・宮古島の人々であったということを初めて知り、当時の琉球王国側の視点からも、台湾出兵について考えるようになりました。また、台湾と沖縄(琉球王国)の絆は、地理的な条件ゆえに古くから存在していたと考えられています。近年、日本の国立科学博物館と国立台湾史前文化博物館が協同して行った『3万年前の航海 徹底再現プロジェクト』では、3万年前、人類は黒潮を経由して海を渡り、台湾島から琉球列島、そして日本列島へと進出していったという仮説が打ち立てられています。近現代史においても、台湾と沖縄(琉球王国)は、互いに植民地支配された記憶を持つもの同士として、その闘いを共有していると思います。

 私は大学では原子力を専攻していましたが、このように日本への留学をきっかけとして、沖縄・琉球の歴史や沖縄の抱える問題に深く関心を広げることとなりました。今後は、実際に沖縄に渡って歴史を学び、沖縄に暮らす人々や沖縄問題に興味がある人々と共に、その解消方法を考えていきたいと思っています。沖縄在住の地元の人と実際に取り組みを行う中で、沖縄での観光業について考察し、沖縄もしくは台北に新しい地方創生の計画を提案したいと思います。

 

ネットキャンペーン「美感細胞_教科書再造計劃」

2014年、ある海外に交換留学した台湾人若者三人が、

こともたち向け小学校教科書のディサインは綺麗じゃないから、台湾人全体的な「美感」(美しさに対する感情)はやばくなったから、

美感細胞_教科書再造計劃」という教科書綺麗になるキャンペーンを実施しました。

www.flyingv.cc

 

って、私はあの時寄付金を払ったことを全く忘れて(でもこのキャンペーン応援してる!ずっとファローしていたよ!!)

今朝寄付金払った「お気持ち」をもらいました。(ほんま忘れてってビックリしたわw)

 

中身は見てみましょう!

 

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箱に「美感細胞_教科書再造計劃」書いてる

 

ダラン!

 

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感謝の手紙、キャンペーン開催中から最初の作品を完成までの記録と教科書五つ、寄付金レシートw

 

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この「美感細胞的觀察日記」はキャンペーン開催中から最初の作品を完成までの記録です。

 

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右からは「社会」、「自然科学」、「英語」、「数学」と「国語」(中国語)

 

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「社会」の中身に印刷ミスがあったwwww

こともたちに届きたのは問題なしなら、私は全然気にしないよ~
(いや、私のはミスがあってつまり子ともにのはミスない確率が高くなって、こう考えると安心したw)

 

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終わり。